閉校式

メタボねこさん
メタボねこさん
永遠に存在するものなど一つもない。太陽も宇宙でさえも終焉の時がある。

私の母校は起源をたどれば明治6年まで遡ることができる。今日まで幾多の卒業生を送り出し、先週の最後の一人を以ってその使命から永久に解放される。

人口減少が進む現代日本では学校の閉校などもはや珍しくもないことだ。私の母校ももはや時間の問題と思われていたが区長会の皆さんの尽力により今年まで閉校を延してもらえた

4月からは合併した学校に児童たちは通うわけだが、そことて人口の減少に抗うことができずにいる。もう二世代を経ればその学校も閉校ということになりかねない。

人口減少問題としては欧州各国も似たような状態であり日本が参考にすべき点も、反面教師とする点もあろう。人口を増やすには結婚して3人子供を産めば増えるわけだが、女性の社会進出による晩婚少子化の流れは加速している。

加えて平均年収の下落により男性も自分ひとりの生活で手いっぱいの状態が全体の未婚率を上げている原因ではないだろうか。

よって女性、男性が育児と並行して仕事ができる社会構造の構築が必要だがそれがはたしてできるかどうか・・子供手当で事態が好転するようには思えませんが、まずはいろいろ試しながら妙案を捻り出せればよいと思います。

人口が減少するから景気が低迷するのか、景気が低迷するから人口が減少するのか、どちらが原因でどちらが結果かはわかりませんがしばらく人口は減少し続けるのでしょう。


母校を守れなかった人間が言うのも変ですが、最後まで元気よく合唱などを披露してくれた16人の在校生に心からのお礼とこれからの飛躍を願いたいです。
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