ポイント
ダウ、ナスダックとも反落。
対ユーロドル高→商品価格下落→資源素材株安。
インドの利上げもセンチメントを冷やす。
春分の日明け日経平均株価には悪材料
米国株式市場の動向
ダウ平均株価は37.19ドル、0.35%の下落となりました。ザラバの動きを見ると、スタートから11時過ぎまでに大きく下げ、その後は横ばいという展開でした。
背景にあるのは為替の動き。ユーロドルの動きを見ると、ドルが急速に上昇した時期と、ダウ平均株価が下落した時期が重なっています。
また、同じ時間帯にVIX指数も上昇し、マーケットのセンチメントが悪化したことを示唆しています。
ドル高により国際商品価格が下落して、資源や素材関連株の低迷を誘ったことがマーケットの下げを牽引したようです。アルコアの株価が11時過ぎにかけて急速に下げています。
ナスダックが16.87ポイント、0.71%安と、ダウ平均以上に下げています。昨日お伝えしたように、コンセンサスを上回る赤字となったパームの株価が29.16%という大幅なものになったことが影響しているようです。
ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数(SOX指数と呼ばれます)が1.7%弱低下しており、ハイテク全体に不透明感が出たように見えます。
このような米国市場の動きから、春分明けの日経平均株価も重いスタートとなりそうです。
インドの利上げや、国内での政治的なゴタゴタも上値を抑えそうに思います。
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