19日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、大引けは前日比80円69銭(0.75%)高の1万0824円72銭だった。前日18日の米株式市場でダウ工業株30種平均が上昇し、外国為替市場で円相場が1ドル=90円台半ば近辺に下落したことが支援要因になった。円は対ユーロでも弱含み、ソニーやトヨタなど輸出関連株を中心に買いが広がった。東証株価指数(TOPIX)も反発した。 積極的に上値を追う雰囲気は乏しく、相場は後場に手掛かり難ムードから高値圏で膠着した。3連休前の週末とあって投資家の動きは全般に低調だった。きょうの日経平均の値幅(高値と安値の差)は約51円にとどまり、10日(41円)以来の小幅なレンジだった。