株屋殺すにゃ刃物はいらぬ(弱点予想投資)=犬丸正寛相場格言

ぷよすけさん
ぷよすけさん
株屋殺すにゃ刃物はいらぬ

 昔は、証券会社のことを「株屋」と呼んでいました。なんとなく、さげすんだ響きがないとはいえませんが、しかし、当時、商いで生計を立てるものはすべて、「○○屋」と呼ばれていたのですから、とくに、株屋だけということではありません。

 ただ、株屋だけに、なぜ、こうした露骨ともいえる言葉があるのでしょうか。「呉服屋殺すには・・・・・」と、言わないのでしょうか。想像すると、恐らく、株を業(なりわい)とする商売は、世間から、他の商いと違った評価だったのではないでしょうか。とくに、黒を白といい、白を黒ということなどは、昔も今も株を扱うものの得意とするところです。一般の商人は物を売らないと儲けになりませんが、株屋の場合は、上がっても下がっても手数料が入ります。きっと、ほかの商人からみたら羨ましいことだったと思います。

 昔は、商人同士の集まりが多かったようですが、やはり、情報が多いのは株屋です。ましてや、今のように情報手段が発達しておらず、現在ならインサイダー取引で罰せられるような、とっておきの材料もあったことでしょう。このため、株屋は重宝がられたと思います。集まった商人衆は株売買で利益を上げ、あるいは情報をそれぞれの商売に役立てたと思われます。

 しかし、どの商人も自分の商いには一家言もっています。いつも得意に喋る株屋を心の中ではおもしろくは、思っていなかったはずです。そこで、出てきたのが、この皮肉の込められた言葉というわけです。「偉そうに能書きをたれても、商いが少なくては能書きも役に立たないだろう」という皮肉が込められています。刃物がなくても、閑散な商いが続けば株屋は成り立っていかないということです。相場が上げても下げても儲かる証券会社ですが、無風状態には、きわめて弱いのです。

 そこで、個人投資家の皆さんも投資への応用を考えてみてください。たとえば、「その企業殺すには・・・・」という言葉を使って、弱点を予想した上で投資すれば、強気一辺倒に偏らないものとなるでしょう。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)




このシリーズは何度か見て興味深かったので貼ってみることにしました。
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#相場格言
7件のコメントがあります
1~7件 / 全7件
殿下、リモネンさんこんにちは。
大丈夫です!そうなってもお二人は自分の中に生き続けますから(笑)!!
そうなったら私は心天です。  ━田 ” ” ”  でちゃった
ぷよさん こんにちは

そうなったら私も心中です。
ぷよすけさん  こんにちは~ 。

こういうこと ?  ですよねぇ~~    (^o^)ノシ

「株屋殺すにゃ刃物はいらぬ、寄引同値で ざら場なし」
              ↓
「リモネン殺すにゃ刃物はいらぬ、シモネタ封じで ダジャレなし」

手も足も 出せない ? 出させない ことなんですよね~  (^^ゞ
 
1000人に一人か、10000人に一人か・・・・

このじいさんもめずらすい部類にはいりそうですが・・・


        ●┏┓...
仙人さんこんにちは。
囲碁と株の両方に興味がある高校生ってどれくらいいるんでしょう?会って仲良くなれたらうれしいです。
こんにちはー

はい、おもしろいですね

額に汗をかかないで、売った買ったで儲けることは不労所得といって蔑(さげす)んだものです

頭脳で利を得る業として、プロの棋士が真っ先に考えますね

あなたは、囲碁も株も若いうちから鍛錬しておられるので、特別な存在と思いますね

したがって、書かれたことは今後も記憶に残るでしょう
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