18日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、大引けは前日比102円95銭(0.95%)安の1万0744円03銭だった。午後に入って米ダウ・ジョーンズ通信が「ギリシャ政府は国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請する可能性がある」と伝えると、ギリシャの国家財政再建への不透明感から、円相場がユーロに対して一段高となり、キヤノンやニコン、オリンパスなど電機・精密株を中心に売りが広がった。日銀による超低金利政策の継続を背景に、このところ上げが目立った三井不や菱地所など不動産株も売られた。東証株価指数(TOPIX)も反落した。