ポイント
米国株式市場の上昇の影響は意外に小さいかもしれません。日経平均株価は前日終値近辺jを想定しています。ザラバも小動きにとどまりそうです。
今日のマーケット
ダウ平均株価は47.69ドル、0.45%高と堅調であったように見えるのですが、午後2時ごろから調整色が強まっているのが気になります。
2月の生産者物価指数が前月比で低下したことを受けて、インフレ懸念が遠のき、マーケットを押し上げました。午後2時ごろには82ドル高まで上げ幅を拡大しています。
ドル円もドル安(円高)方向に振れたことから、資源関連銘柄が好調な動きを示しました。産金株のニューモント・マイニングがザラバで急騰したのが印象的でした。
ところが、午後2時を過ぎるとマーケットの雰囲気が変わります。ニューモント・マイニングの株価の動きにも示唆されています。
背景にあるのはドルの反発であったように思われます。
加えて、4.41%と大きく低下したVIX指数も、午後2時頃から上昇に転じています。マーケットのセンチメントが悪化したことを示します。
さらに、フィラデルフィア半導体指数も午後は調整局面に入ってしまいました。
このような動きを反映した今日の日経平均株価ですが、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,775円を多少下回るところをメドとしています。したがって、現物価格のメドは10.840円。ほぼ前日終値の水準です、
今日は、1-3月の法人企業景気予測調査、2010年の公示価格、1月の景気動向指数の改定値、3月の金融経済月報など重要な指標が待ち受けています。
予断は許しませんが、ザラバは小動きと見ています。ただ、公示価格が意外な下落となれば軟調な展開になる可能性もありそうです。
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