ポイント
米国株式市場上昇を受けて、今日の日経平均株価は高く始まりそうです。ザラバの基調も強そうです。寄り付きは10,775円の近辺を想定しています。注目は日銀の金融政策決定会合の内容。
今日のマーケット
米国のFOMCがこれまでの政策を維持することが確認されると、株式市場と為替市場は多少複雑な動きを見せました。しかし、すぐに株式市場は上昇、為替市場はドル安の方向性が鮮明になっています。
ダウ平均株価は43.83ドル、0.41%高で終えました。FOMCの内容に変化がないことがわかると、瞬間的に上昇し、すぐに反落したのですが、再び上昇に転じました。
低金利の継続から金融株が評価されたようです。JPモルガン・チェースが0.39%上げています。上げ幅は僅かですが、大引けにかけての上昇が目を引きました。
資源・素材関連も堅調で、原油価格の上昇から、エクソン・モービルが0.41%上昇しました。
VIX指数も株式市場同様複雑な動きを見せましたが、結局1.7%ほど下落しています。この指数が示唆するリスク許容度の高まりが、資源・素材価格の上昇の背景になったと見ています。
ドル円はFOMC後に大きく振れた後、円高方向が鮮明になりました。
5分足でみると、その様子が一段と鮮明です。
そのような動きを受けての、今日の日経平均株価ですが、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,725円をメドとしています。したがって、現物価格は10,775円近辺をメドとしています。
ザラバは堅調な推移を想定しています。注目は日銀の金融政策決定会合で打ち出される政策内容です。緩和促進の方向性は明確ですから、マーケットにはプラスと素直に見ています。
ただし、ドル円が円高方向に振れていることや、日銀の政策内容によっては出尽くし感が醸成される可能性もありますので、その点は注意しようと思っています。
今日は、その他に1月の第3時産業活動指数、三井ハイテック、アスクルなど14社ほどの決算が予定されています。
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