国宝展示の美術館変更へ
新潟市美術館でかびや虫が発生し管理に不備があるとして、文化庁から国宝の仏像の展示を認めないとされた問題で、新潟市は展覧会の会場を長岡市にある県立近代美術館に変更して開催を目指す方針を決めました。
これは、１６日新潟市で開かれた仏像展の実行委員会で決まったものです。
この問題は来月から新潟市美術館で展示される予定だった奈良県の中宮寺の国宝などあわせて１５点の仏像について文化庁から美術館でかびや虫が発生し管理態勢に問題があるとして、展示を認めないと新潟市に通知したものです。
これまで新潟市では文化庁に対して、北川フラム館長を交代させて、篠田昭市長自らが臨時の館長を務めることや管理マニュアルの見直しなどの改善策を示した上で仏像の展示を認めるよう求めてきました。
しかし、新潟市では文化庁との交渉にこれ以上時間がかかれば、来月からの仏像展の開催ができなくなると判断し、会場を長岡市の県立近代美術館に変更して開催を目指す方針を決めました。
新潟市では１７日、文化庁に市の幹部が訪れてこの方針を報告することにしています。
新潟市の篠田市長は「新潟市民には申し訳ないが、仏像展を開催することを最優先したいと考えた結果だ。県立近代美術館は市美術館より一段上のレベルの美術館なので文化庁の了解も得られやすいと思っている」と話しています。
新たに仏像展の会場となる見通しとなった新潟県立近代美術館は、文化庁長官から重要文化財を展示するための基準を満たした施設として承認されています。
新潟市の方針について、文化庁は「新潟市の判断は適切だ。仏像展が無事開催されるよう協力していきたい」と話しています。
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■国宝"展示許可"問題 開催場所を変更へ 苦渋の決断
16日の夕方に下された、苦渋の決断からお伝えします。
新潟市美術館で起きた相次ぐ失態をうけ、
国宝を含む仏像展の開催が危ぶまれていた問題で、
主催者側の新潟市は当初の計画を断念し、
代わりに長岡市の県立近代美術館で開催するという
苦肉の策を文化庁に提案することを決めました。
この開催場所の変更は、夕方から開かれた
仏像展の主催者会議で決まったものです。
奈良・中宮寺の国宝を含む仏像展は
当初、来月24日から新潟市美術館で開催される予定でした。
しかし、新潟市美術館では、展示室から
カビや虫が発生するという失態が相次ぎ、
文化庁が国宝の仏像の展示許可に難色を示すという、
異例の事態となっていました。
そして迎えた16日、新潟市は、
このままでは文化庁の理解を得ることは難しいと判断。
新潟市美術館での開催を断念し、
長岡市にある県立近代美術館での開催を
目指すことになったものです。
17日、文化庁にこの方針を示し、
具体的な協議に入る見通しです。
ここ最近の仏像ブームにより
全国から多くの集客が見込まれることから、
新潟市では中心市街地の活性化にも
一役買うと期待していただけに、苦渋の決断となりました。
(16日 20:00)＜ＢＳＮ＞
ニュース映像は こちらで ご覧いただけます
http://www.ohbsntv.com/news/1.html
（ 今日、１７日 水曜日 午後６時 までなら ご覧になれます ）
ところで、 同じ市内の 比較的 近くにある こちらの 美術館 ？
では、 ダメだったの かしらねぇ～～ (?_?)？
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E7%9C%8C%E7%AB%8B%E4%B8%87%E4%BB%A3%E5%B3%B6%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8
