ポイント
日経平均株価は約60円の値幅での小動き
対ドル円高が上値を抑える一方、明日の金融政策決定会合に対する期待感が下支えに。
米国株式市場もFOMCを前に様子見の姿勢。
明日の日経平均株価は日米の金融政策会合次第。とは言え、大きく上振れする状況をイメージしにくいが・・・・
今日のマーケット
33円安で寄り付いた日経平均株価は、約60円の狭いレンジの中での動きに終始して、30.27円、0.28%安で大引けとなりました。
今日の米国で開かれるFOMC、明日予定されている日銀の金融政策決定会合の結果発表を前にして、動きか取れないマーケットという感じでした。
対ドル円レートが円高に振れたことが重石となったようです。ホンダ(-1.52%)、コマツ(-1.20%)、キャノン(-1.20)など輸出関連の主力銘柄の一部に軟調なものが目につきました。
ただし、引け後になってから円安に大きく振れており、日経平均先物の夕場のマーケットでは6月限で40円上昇しています。
アジア市場はマチマチの動きでしたが、上げが若干優勢でした。インドが1.44%と大きく上昇しています。
欧州市場は全体が上げています。オランダ(+1.03%)、フランス(+0.98%)の上昇が目立ちます。
GLOBEXでは、ダウ(+13ドル)、ナスダック(+4.25ポイント)ともに上げています。ただし、上げ幅は多少縮小しています。
今日は2月の住宅着工統計と建設許可件数、そして輸入物価指数の発表が予定されています。そしてFOMCの政策金利発表が続きますが、日本時間で明日の朝3時15分ごろとなります。
明日の見通し
日米の金融政策会合の内容次第で、明日の日経平均株価の様相が変わってくる可能性があるため、予想は困難というのが正直なところです。ただ、現時点ではFOMCでの政策金利変更はなさそうですし、出口政策に関する示唆があるとは見ていません。したがって、今日の終値よりは高い寄り付きを期待しています。
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