米国株式市場の動向 (「今日の日経平均株価は?3月16日」への補足)
3月15日のダウ平均株価は17.46ドル、0.16%の小幅高で終えています。ザラバでは軟調な局面が続いたのですが大引け前に戻しました。
2月の鉱工業生産動向や設備稼働率、3月のNY連銀製造業景気指数など予定されていた主な経済指標がコンセンサスを上回ったにも関わらず、マーケットの基調が弱かったことが気になります。
その背景の一つは、原油価格の下落であったと思われます。エクソン・モービルの株価が0.75%下げたのですが、ザラバでの停滞が目立ちました。
一方で、小売株が堅調に推移してマーケットを支えました。ウォルマートが2.82%上昇しています。ただし、この上昇は、先週金曜日に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が弱かったことで株価が下落したことの反動であるような気がします。(「米国株式市場を振り返る 3月12日」)
ナスダックが5.45ポイント、0.23%と続落になったことも気懸りです。ハイテク株の上値が重くなっているように見えます。
中国市場からの撤退報道を受けて、グーグルが2.82%下げました。引け後の時間外取引でさらに0.29%下げています。
一方、グーグル撤退の恩恵を受けると思われる中国の百度(BAIDU)は4.83%上昇しました。
このような展開を踏まえて米国株式市場全体を見渡すと、どうも基調の強さが感じられないようです。
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