【レンゴー】10/3期営業利益見通しを再増額。海外の段ボー…

TIW藤根 靖晃さん
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10/3期営業利益見通しを再増額。海外の段ボール事業も強化中

<洋紙に比べると、段ボールの需要や価格は底堅い>
11/3期のTIW予想PER9.7倍の株価に割安感があると考える。10/3期3Q累計(4-12月)業績発表時に、10/3期の営業利益見通しを再増額(期初225億円→275億円→315億円)。過去最高益の更新見込む。原燃料価格安効果が大きく、大手総合製紙メーカーも10/3期の利益見通しを期中に増額しているが、洋紙(印刷・情報用紙等)に比べると、段ボールの需要や価格は底堅い。そのため、段ボール専業の同社の利益上方修正率は他社比でも大きい。11/3期は10/3期の大幅増益要因となった原燃料価格が反転上昇するリスクがあるが、業界の過当競争体質が改善されて安定した利ざやを確保する体制ができている。コスト削減も想定以上に進んでおり、11/3期も高水準の利益を確保すると予想。

<海外事業を強化、ベトナムで一貫生産体制構築>
中期的には国内の段ボール需要の大きな伸びが期待できない中、成長を持続するには海外事業の強化は避けられない状況。同社は、09年11月のベトナムの段ボールメーカーの買収により、同地域で製紙から段ボールまでの一貫生産体制を整えた。ベトナムの段ボール市場は日本の1割程度の規模であるが、年率8〜10%程度の高い伸びが期待される。既に中国、タイ等で段ボール事業を展開しているが、アジアを中心とした海外での供給体制を更に強固にした。(佐藤 謙三)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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