佐渡トキ保護センターでことしの秋の放鳥に向けて自然に慣れさせるため屋外の飼育ケージで訓練中だったトキ９羽が死にました。
環境省はしのびこんだイタチなどの小動物に襲われたものとみて調べています。
新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターではことし９月に放鳥する予定のトキ１１羽を自然に慣れさせるため、屋外に設置された大型の飼育ケージで訓練していましたが、このうちオス２羽、メス６羽のあわせて８羽がのどをかみ切られるなどして死んでいるのをけさ出勤してきた職員が見つけました。
また、オスとメスの１羽ずつがけがをして瀕死の状態でしたが、このうちのメス１羽が午後８時前に死にました。
環境省によりますときのう午後５時すぎに職員が監視カメラの画面でケージを確認した際には異常はなかったということで、監視カメラの映像やケージ内に残されていた足跡などから、イタチかテンなどの小動物がケージにしのびこみトキを襲ったとみられています。
これまでに佐渡トキ保護センターで飼育中のトキが外部から侵入した動物に襲われた例はないということです。
今回、９羽が死んだことで全国で飼育されているトキは１１４羽になりました。
このうち自然の中で飛んだりえさを探したりできるトキは限られていることから環境省は専門家から意見を聞いてことしの放鳥計画を見直すことにしています。
環境省野生生物課の塚本瑞天課長は「外から動物が入り込まないよう万全の対策をとってきたつもりだったが残念で、責任を感じている。侵入経路の究明など対策に全力をあげたい」と話しています。
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■トキ８羽死ぬ ２羽ひん死
佐渡市のトキ保護センターでこの秋の自然放鳥に向け、
訓練施設にいたトキ８羽が死んでいるのが見つかりました。
施設に侵入したイタチかテンに襲われたものと見られています。
惨劇が起きたのは、11羽のトキが訓練を行う施設です。
９日夕方、職員が帰った直後に監視カメラが異常を捉えました。
午後５時41分、トキと一緒に施設で飼われていた
アイガモが突然、警戒音を上げたのです。
そして、その15分後、カメラは捕らえました。
これがトキを襲った小動物と見られています。
そして10日朝、出勤してきた職員が
８羽のトキが殺されているのを見つけたのです。
侵入した小動物は足跡などからイタチかテンと見られています。
この施設は順化ケージと呼ばれるもので、
今年の秋の放鳥に向け11羽のトキが訓練を行っていました。
そのうち、オス２羽とメス６羽の計８羽が死に、
別の２羽もけがをして瀕死の状態です。
職員がいない夜間におきた悲劇。
今のところ、小動物の侵入経路は分かっていません。
ケージの管理を環境省から委託されていた県は、今後、
原因の究明を急ぎたいとしていますが、場合によっては、
施設の改修が必要になってきます。
一度に８羽のトキが死ぬという前代未聞の異常事態。
施設の管理体制に落ち度はなかったのか、
放鳥にどんな影響があるのか。
原因の究明が急がれます。
(10日 20:10)＜ＢＳＮ＞
ニュース映像は こちらで ご覧いただけます
http://www.ohbsntv.com/news/1.html
（ 今日、１１日 木曜日 午後６時までなら ご覧になれます ）
ナイトも ナイトのように 監視 しナイト ねぇ～ (;^_^A)
トキは キャ～ ねぇ ？ 亡くなり (/_;)
