住宅購入意欲が高まってくると、リスクマネーに資金が向かい易い環境になるようですね。
米週間住宅ローン申請件数が上昇、新規購入ローン申請の伸び目立つ
[ニューヨーク 10日 ロイター]
米抵当銀行協会(MBA)が発表した3月5日までの週の住宅ローン申請指数(季節調整後、新規購入・借り換えを含む)は前週比0.5%上昇の633.1となった。
金利が上昇したにもかかわらず、新規住宅購入のためのローン申請の伸びが目立った。
住宅ローン申請指数は4週間移動平均では0.8%上昇した。
新規住宅購入のためのローン申請指数は5.7%上昇の226.8。
一方、住宅ローン借り換え申請指数は1.5%低下し、3007.2となった。
30年住宅ローン金利(固定、手数料除く)は5.01%と、前週から0.06%ポイント上昇した。
借り換え申請の全体に占める割合は67.2%。前週は69.1%だった。
変動金利型住宅ローン(ARM)の全体に占める割合は5.1%と、前週の4.8%から上昇し、2009年11月以来の高水準となった。
シドニー株式市場・大引け=続伸一服、豪住宅ローン統計を嫌気
[メルボルン 10日 ロイター]
10日のシドニー株式市場の株価は、ほぼ横ばいで引けた。1月の豪住宅ローン承認件数の大幅減を受けて、序盤での上昇分を消した。
S&P/ASX200指数は前日終値比0.1ポイント安の4820.0で終了。9日までは8営業日続伸しており、これは2005年3月以来の長さだった。
10日は、弱気市場の底値をつけた2009年3月10日から1周年。それ以降株価はこれまで55%急伸しており、ファンドマネジャーやトレーダーは今年、株価がより緩や
かな上昇になると予想している。
1月の豪住宅ローン承認件数がここ8年近くで最大の減少だったことは、最近上向きな経済統計が続いていたことから市場を驚かせ、株価は午後中盤ごろに下落した。バレル・アンド・カンパニーのディーラー、ダニエル・マンレー氏は「株価を上下させるような材料は少ない。オーバーナイトで金融株に幾分力強さがあった。住宅ローン統計が良い内容になるとの観測があり、結果はその反対だったため、それが現在株価を圧迫している」と語った。
個別株では、中国企業によるオーストラリア資産の取得が続く中、金・銅生産のCuDecoは13.0%急伸。ロックランズ・プロジェクトで複数の中国企業を交渉していると発表したことで買われたもよう。