モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレータの略。
自社で通信網を持たず、携帯電話会社から借りて、音声やデータのサービスを手がける通信事業者を指す。自前でインフラを整備する必要がなく、回線利用料を払うだけで済むので参入が容易といわれる。
英ヴァージン・グループが多数の契約者を獲得するなど海外で先行。英国では携帯市場の一割、米国で7~8%が同方式の事業者と言われる。
(参考:日本経済新聞)
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米娯楽大手ウォルト・ディズニーは来春をめどに、この手法を用いて、ソフトバンクモバイルから回線を借り、日本の携帯電話市場に参入。
<MVNO方式によつ移動体通信参入例>
KDDI>トヨタ自動車:カーナビへの情報配信
KDDI>いすゞ自動車:トラックの運行管理
KDDI>セコム:お年寄りなどの位置情報配信
ウィルコム>日本通信:パソコン用通信カードでのデータ通信
<MVNO方式によるリスク>
通信会社がシェア低下を恐れ、高い貸出料を求める可能性がある。
ドコモからの回線借りを計画した日本通信は料金を不当に高いとして調停を申し立てたことがある。
このため貸出料の一層の透明化が必要とも考えられている。