☆3月から貸借銘柄選定されたファーストリテイリング(9983)。流動性が高まり、極端な値動きが抑制されると想定されたが、これまでのところでは、かえってボラティリティが高まった感も。ちなみに、“先物市場の雄”クレディ・スイス証券は前週末2月25日付で、それまで「売り推奨」してきたこの株を調査対象から除外してしまった。アナリスト退職によるものでもなさそうで、時価総額1兆7000億円近い主力株の除外は異例。まさか、貸借選定で、株価操縦紛いの売買をしづらくなることから「お役御免」にした、なんてことはあるわけもなかろうが…。
☆JFEHD(5411)の新社長に、傘下のJFEスチール社長、馬田一氏が就任することに。ちなみに、JFEスチールと言えば、鹿島一族の同族系企業、鹿島(1812)と提携関係にある。馬田社長就任を機に、“馬・鹿コンビ”でJFEHDと鹿島の関係強化が進む、との声も…。
★【うわさの真偽】
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=44837
★今年初も「お粗末4連騰」ベタなぎ相場のその後は…
「こう着展開の後は、いつも上放れへ!?」
このところ小浮動に終始する日経平均。前週末2月26日から3月3日まで、「今年初の4連騰」を記録したにも関わらず、4日間合計の上昇幅が、わずか151円というのは象徴的。この4日間とも、前日比上昇幅、日中騰落(高値と安値の差)がいずれも100円未満にとどまっている。時価近辺が「居心地のいい水準」などと呼ばれる所以でもある。ちなみに、続伸開始直前の2月25日も、下げ幅は96円だったから、3日時点で「前日比100円未満」の連続記録は5日間となったわけだ。
「過去2回は上放れに発展」
さて、小動きが続いた後の相場はどうなったか。過去の例を追うと、昨年12月14―21日にも「6日連続100円未満」のベタなぎ相場を続けてきたが、直後の12月22日に「194円高」、休日を挟んで24日「158円高」と、その後の上放れ相場に発展している。さらにさかのぼると、11月20―26日にも「4日連続100円未満」の展開が見られた。直後の27日こそ「301円安」と一段安に沈んだものの、週明け30日から破竹の6連騰(合計1086円高)がスタートした経緯もある。こう着相場にひとたび終止符が打たれると、上下いずれかに大きく放れるというのは経験則上よく言われるが、直近の例を踏まえる限り、上に放れる展開が期待されてきそうだが…。
★中国外交の「仁義なき戦い」
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/03/post-1061.php
★日銀の進軍ラッパ
昨年11月27日に日銀の金融緩和策の発表があり、「ここがボトム」と昨年末まで、サイバーやディーエヌエーなどでボロ儲けさせていただいた。ヘッジファンドの解消売りは先月峠を越えているが、国内勢の持ち合い解消売りや、第一生命の上場による、同業他社をはじめリバランスによる売り需要がまだ完全には終わっていないと思う。あくまでも今回は金融緩和策の検討である。「4月までに」と報じられているが、昨年11月と同じくそれが「進軍ラッパ」となるのではないか。戦(いくさ)までは、資金を目減りさせぬ様食い逃げに徹したい。しかしモーニングスターでは「今回の報道通りに4月に2回開かれる金融政策決定会合のいずれかで新型オペの拡充が打ち出されても、外為市場は「サプライズなし」として切り捨て、円買いに反応する可能性がある。日銀は、円高阻止を念頭に置くならば、記事に書かれた以上のことを打ち出さなくてはならない。」とかなり悲観的に見ている様だ。
★米ユーチューブ、動画を字幕付きで閲覧できる機能を発表
http://jp.wsj.com/IT/node_39170
★月曜の監視銘柄
NYダウは47ドル高、円建てCME日経先物は85円高を受け、223円高引け。日銀の追加緩和策検討報道と温家宝首相発言で、買われたらしい。 コレデぃぃスイスの225先物ラージ買い戻しも、さぞかし拍車をかけていると思いきや、パリバ4748枚、ゴールド2277枚とスイスの5090枚には及ばないものの、大量のお買い上げ。おかげで芳しくなかった保有株を利確でき、前場まで安かったツガミの買い増しに賭けてみた。他の保有株は順調に上値を追っているのに、本命のツガミだけは死んでいたが、後場に入り待ちに待った合戦がやっと来た。増し担保措置と0.05円の逆日歩にもかかわらず、5%以上の大量買いのブラックロックに乗った甲斐があった。引き際にかけて押されたが、売る気など毛頭ない。週明け少々含み損の豊田合成を売って、動きのいい戦(いくさ)資金にしようか迷っている。今日の合戦を見る限り、敵もなかなか降伏しなさそうだ。昨年のGS遠浅株で踏み上げられ、ネギを大量奉納した自分を見ている様で、いささか心中穏やかではないが、ますます面白くなって来た。エスクリ(2196)はアニコム (8715)の嫌な流れをそのまんま引き継いだ、嫌な船出となってしまた。これでは来週の大光(3160、業務用食品販売、420円)も同じ道を辿ってしまいそうだ。月曜の注目は、ホリエモンの次に地検に狙われていると言われた幹田煮氏の濁点(4755)。東京地裁はTBS(9401)株の買い取り価格を1株1294円に決定。濁点は約500億の損となるが、どの程度の織り込み済みなのか注目したい。みずほが日本初のライツ・イシューをやってくると噂されたが、なんとタカラレーベン(8897)だった。後場の動きを見ると、三ツ矢サイダーだろう。昨年から売り込まれていた海運や不動産。注目していた川崎汽船(9107)は前場膠着状態の中、寄り付きから高かった。期末の為3.94%と高配当利回りで、貸借倍率0.19。売り残約127億。
不動産では利回りこそ良くないが、積水ハウス(1928)貸借倍率0.38。売り残約60億。キリンの社長発言と、好需要・アゲアゲで引き続き注目の森永(2201)。材料性では富裕層狙いと、いかにも人気化しそうな銘柄ゼクス(8913)。タカラレーベン(8897)は寄り付きから高そうだが、本命ツガミ(6101)と揃って「8日約定分から申込停止措置を実施」となんともありがたや。月曜が待ち遠しい。来週末は、いつものフルコースといきたい。