【ＤＩＣ】10/3期計画を上方修正、11/3期も収益回復基…

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期計画を上方修正、11/3期も収益回復基調

＜収益回復基調を評価、上昇余地は大きいだろう＞
株価水準を指標面で見れば、TIW予想EPSに基づく11/3期予想PERは11.8倍である。10/3期のさらなる上方修正期待や、収益回復基調を評価すれば、上昇余地は大きいと考える。

＜10/3期3Qの営業利益は09/3期前半水準に回復＞
10/3期3Q（10-12月）は前年同期比で増益だった。高付加価値製品の数量が増加してプロダクトミックスが改善した。原材料価格下落や全社的なコスト削減効果も寄与した。四半期ベースで見れば、10/3期3Qの営業利益は、09/3期前半を上回る水準まで回復している。

＜10/3期利益計画を上方修正、11/3期も収益回復基調＞
10/3期通期の利益計画を上方修正し、減益見通しから一転して増益見通しとなった。純利益は特別損失計上で低水準見込みだが、営業損益は大幅に改善している。11/3期は、高付加価値製品の需要が増加しているため、引き続き収益回復基調を予想する。特別損失が一巡すれば純利益は大幅増益だろう。（水田　雅展）

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