4日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比107円42銭(1.05%)安の1万0145円72銭で、5営業日ぶりに下落した。前場は前日終値を挟んでの小動きが続いていたが、後場に入るとアジア株式相場の下落や円相場の強含みを受けて地合いが悪化し、日経平均先物3月物への断続的な売りも巻き込んで下げ幅を拡大した。5日発表の2月の米雇用統計など海外のイベントを見極めたいとの雰囲気も、買い見送り気分を強めた。トヨタが反落し、前場は高かったソニーやキヤノンが下げに転じた。東証株価指数(TOPIX)も反落し、節目の900を下回った。