今日の日経平均株価は、前日終値近辺での寄り付きを想定しています。ザラバは小動きと見ていますが、前日と同様に一時的には軟調な局面があるかもしれません。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,240円を多少下回るあたりを寄り付きのメドとしています。
米国株式市場が、強い基調で始まりながらも、2時過ぎから利益確定の動きに押されたことが、今日のマーケットに影響を与える見ています。対ドル円レートが円高に振れたことも重石になりそうです。
ダウ平均株価は53ドル高をピークに堅調に推移して午後2時の時点でも前日を41ドルほど上回っていました。しかし、その後利益確定の動きに押され、結局2.19ドル、0.02%の小幅高で終了しています。
金や原油など国際商品の上昇を反映して、資源や素材関連株が堅調でした。産金会社ニューモント・マイニングの株価が2.8%の上昇です。
一方で、ハイテク指標であるフィラデルフィア半導体指数が軟調となり、ヒューレット・パッカードが0.8%ほど下げました。引け後の時間外で、さらに0.04%ほど下げています。
加えて、金融セクターの弱さも目立ちました。JPモルガン・チェースが0.5%下落しました。2時以降に一段と下げたという印象です。
注目されていたトヨタの新車販売は落ち込みが9%と予想された10%を下回ったこともあって、ADRは1.06%上昇しています。
米国株式市場のこのような展開を受けて、今日の日経平均株価は小動きにとどまりそうです。ただし、対ドル円高方向への振れが重石となることが懸念されます。
今日は1月の毎月勤労統計の速報が発表される他には重要な指標はありません、決算はアインファーマシーズが予定されています。
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