影さんのブログ
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拙者の回想 [9] 窓口姫と想ひ出の新中国投信
「今でしたら、中国がお奨めです。少額から始められるのがよろしいかと思いますよ」。
姫は窓口でにっこりと微笑みを浮かべておりました。
それは今から4年前、2006年の始めに拙者が投資活動を銀行の窓販投信から再開した矢先のこと。拙者は、決してそのマネーライフコンサルタント女性の美しい微笑みに負けて、彼女が薦めるまま購入したというわけではなく(でも、ちょっと怪しいが…)、「新中国投信」(仮名)なる投信を購入したのでござります。
この投信を選んだ最大の理由としては、北京五輪を2年後に控え、中国はこれから伸びる国であろうと考えたこと。そして、投信の価格も手頃(当時の基準価額¥11,000前後)で、分配金や純資産も順調に伸び始めていたことでござりました。
今にして思えば、あれは中国バブルの始まりの頃。その後、新中国投信は順調に右肩上がりで伸びて行き、その年の秋、最初の分配金を過去最高額にて入手。さらに基準価額はうなぎのぼりに上昇し、翌2007年秋にもさらに増額の分配金が拙者の手元に参りました。
その間、姫は営業トークらしきことなど一切申せず、たった一度だけ初年度に「新中国投信、順調ですね。増額もご検討されては如何ですか?」と、話の合間に問うてきたのみ。翌年バブル化してからは、さすがに「そろそろ利確したほうが…」、などとは立場上申さなかったものの、余計な営業トークを控え、いつも微笑みをうかべておりました。
2008年夏、北京五輪に沸く中国の好景気を象徴するかのように新中国投信は順調に伸び続け、実に購入時の倍の基準価額にまで達しておりました。
そんなある日、姫は別の支店に転勤となりました。その秋、皆さまご承知の通り世界金融危機が発生致しまする。その後彼女にはお会いできておりませぬが、さぞかし顧客対応が大変だったことでござりましょう。
拙者はというと、そこまでが順調すぎて新中国投信を売りそびれ、結構下落してからの利確。それでもリーマンショック前後の下げ途中で利確でき、元本以上を十分確保したので、利確の下手な拙者にしては比較的成功例でござりました。
その後、2009年にかけてさらなる大幅下落を経て、新中国投信は立ち直りを見せまする。この投信には実績と思い入れがあったせいか、分配金と利確分で元本は十分に確保してしまったので、今でも僅かの金額だけ残して放置しておりまする。
昨年秋にも分配金が拙者の元に。あの時の姫の微笑みを思い出すことしきりなりでござりまする(^^)
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今回の日記だけではオチもないので、別日記にて投信の分配金についての考察を続編として書きたいと存じまする(^^)
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[2/26(金)の指標]
○日経平均
・株価:¥10,126.03(+24.07)
・25日移動平均:¥10,224.82(乖離率:-0.97%)
・騰落レシオ:74.61
・RSI:52.3
○TOPIX
・株価:894.10ポイント(+2.69)
・RSI:51.0
・値上がり銘柄:880、値下がり銘柄:624
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[明日は何の日 2/28(日)]
・ビスケットの日
・バカヤローの日
・織部の日
・エッセイ記念日
・血液銀行開業記念日
・誕生日:菅井きん、兼高かおる、二谷英明、押阪忍、マリオ・アンドレッティ、ブライアン・ジョーンズ、村下孝蔵、田原俊彦、膳場貴子、菊川怜、ほか(生年順・敬称略)
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影さんと姫の物語、いいですね~(*^.^*)
> 余計な営業トークを控え、
> いつも微笑みをうかべておりました。
こういう対応も好印象ですね(^o^)
> 昨年秋にも分配金が拙者の元に。
> あの時の姫の微笑みを思い出すこと
> しきりなりでござりまする(^^)
おぉーーー!
影さんのイメージが変わってしまいそう!(笑)
お言葉頂戴し御礼申し上げまする。
たまにはいつもと違った日記を書いてみようと思ったものの、終わってみればさしたる展開もなく、拙者イメージが変わるほどのこともないかと…これではむしろ拍子抜けで、謝らねばなりますまい(^^;
銀行の窓販で投信なんて、失敗する典型のような話ながら、この窓口姫は無駄なことを言わず、実に的確かつ真摯な対応で、おかげさまで投資成功例でござりました。
今でもこの姫には感謝することしきりでござりまする(^^)
窓口販売ってほとんど経験がないですわ(^^ゞ
銀行に言ったときに進められることはありますけど、
「新興国の国債の格付けと株価がどういう感じかわかる?」
って意地悪な質問をしたことがあります(笑)
2008年の秋かぁ・・・...( = =) トオイメ
この辺で逆に買い増ししたんで、
今は半ば放流状態だったりも(笑)
注:よい子はまねをしないでね
(買い付けが停止になる投信も多かったですから
←ちょい手前で買うと反発を取ってる人はいたのかも^^)
>あの時の姫の微笑みを思い出すことしきりなりでござりまする(^^)
(*/∀\*)イヤン
でも、元気にしてるといいですね☆
いつもお言葉かたじけのうござる。
拙者も窓販はこの銀行と、某大手証券会社(TOBの幹事証券のため口座開設)の2回のみ。いずれも丁寧な姫が対応してくれたので、なかなか喜ばしゅうござりました。
(@_@;☆ゞ(-_-メ おいおい、まだ言うか!
拙者も質問したことがござりましたが、証券姫の方はさすがに詳しく、銀行姫はその場でわからなかったことは後日きちんと回答頂きました。
2008年秋に購入されたとは素晴らしい。なかなか手を出しにくい状況だっただけに、まさに「虎穴に入らずば虎児を得ず」でござりましょう(^^)
金融業界は大変な時期だけに、件の窓口姫には本当に元気で頑張っていて欲しいものでござりまする(^^)