佐渡ー羽田路線開設理解求める ~ NHK 新潟 ~
新潟県の泉田知事は26日の県議会で佐渡空港と羽田空港を結ぶ航空路線の開設に向けて、羽田空港の発着枠を獲得する必要性を改めて強調し、県議会に理解を求めました。
今月22日に開会した新潟県の2月定例県議会は、26日代表質問が行われました。
今回の県議会には、佐渡空港と羽田空港を結ぶ航空路線の開設に向けた空港の改修費などについての予算を支出を伴わずに契約が出来る「債務負担行為」という形で議案が提出されていますが、最大派閥の自民党はこの議案を否決する方針を示しています。
代表質問の中でも自民党や民主にいがたの各会派の議員からこの路線の開設の必要性について質問が相次いで出されました。
これについて泉田知事は「佐渡の住民が首都圏まで行くのにこれまで5時間かかっていたのが、1時間で行けるようになるための予算を使ってはいけないというのが、本当に正しい判断なのかきわめて疑問を感じる」と述べました。
そのうえで「再来年度に羽田空港の発着枠が大幅に増える時が佐渡・羽田路線を開設する最後の機会ととらえている」と述べ、羽田空港の発着枠を獲得する必要性を改めて強調し、県議会に理解を求めました。
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■佐渡-羽田便の議論 計画撤回求め知事を攻撃
スケートのライバル対決に負けず劣らずアツいのが、
県議と知事の対決です。
2月議会の代表質問が始まり、焦点の佐渡‐羽田便について
議論が交わされました。
毎年2億円以上の赤字が見込まれる佐渡‐羽田便。
代表質問では、計画の撤回を求める声が相次ぎました。
県は、2月議会に航空会社の設立や飛行機の購入に向けた
議案を提出していますが、議会の大半が反対し否決される見通しです。
これに対し、泉田知事は、飛行機の空き時間を利用して
新潟空港を拠点にした新たな空路も開設できるなどと主張。
県民の理解は得られると反撃しました。
佐渡‐羽田便に関する議案は、3月5日に採決されます。
(26日 19:20)<BSN>
ニュース映像は こちらで ご覧になれます
http://www.ohbsntv.com/news/1.html
( 3/1 月曜日 の午後6時までなら ご覧いただけます )