米国株式市場が上昇したことから、今日の日経平均株価は高く寄り付きそうです。ザラバも、前日の反動から堅調気味に推移することを期待していますが、比較的に小幅な動きにとどまる可能性が高いと思っています。
寄り付きはCMEの日経平均先物価格(円ベース)10,230円を一応のメドとしています。
ダウ平均株価は91.75ドル、0.89%と比較的に大きな上げ幅で終えています。
10時に発表された1月の新築戸建て住宅販売統計がコンセンサスを大きく下回ったことから、値を崩したのですが、バーナンキFRB議長の議会証言で早期の利上げ観測が後退したことを受けて反騰に転じました。
銀行株がバーナンキ証言の恩恵を受けたようです。JPモルガン・チェースの株価が2.4%強上げています。ザラバの動きがマーケットの動きを示唆しているように見えます。
確かに、米国株式市場の上昇幅は大きかったのですが、前日の反動という面もあるわけですから、意外に限定的であったような気がします。しかも、11時以降はほとんど動きが止まっているように見えます。
VIX指数は5.1%強の下落となり、マーケットのセンチメントの改善を示しているのですが、日中の動きを見ると、新築住宅統計による上昇効果と、バーナンキ効果による低下効果がほぼ拮抗しています。
つまり、バーナンキ効果のインパクトを過大評価することは控えたほうが良さそうです。
このような米国市場の展開を受けて、日経平均株価のザラバも基本的には堅調であると見るのですが、意外に小動きになる可能性もありそうだと見ています。
対ドル円レートは、一時円高方向に振れましたが、ほぼ前日の水準に戻りました。といっても、もちろんマーケットの重石になる円高水準です。
決算はパーク24、プラネットの2社が予定されています。
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