【コニカミノルタホールディングス】10/3期計画据え置き、…

[TIW藤根 靖晃さん]

10/3期計画据え置き、業績は改善基調、LED関連にも期待

＜業績改善基調で、上昇余地があるだろう＞
株価は上値の重い展開のようだ。業績は改善基調だが、為替の円高進行への懸念、市場全体の地合い悪化などが影響しているようだ。ただし指標面で見れば割高感はない。LEDや有機ELなど照明関連事業に対する成長期待も考慮すれば、上昇余地があるだろう。

＜10/3期3Qは2Q比営業増益＞
10/3期3Q（10-12月）は2Q（7-9月）比で営業増益だった。情報機器事業で新製品効果による損益改善基調を確認した形だろう。通期の営業利益計画に対する3Q累計（4-12月）の進捗率はやや低水準だが、固定費削減効果も考慮すれば計画の達成は可能だろう。

＜LEDや有機ELの本格展開も期待＞
11/3期は全体として需要が上向くことを想定し、プロダクトミックス改善やコストダウン効果なども考慮し、営業増益を予想する。中期的にはLED照明用の光学モジュール事業（11/3期から売上寄与）や、有機EL照明事業（12/3期から売上寄与）の本格展開にも期待が高まる。（水田　雅展）

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