はるるっぴさんのブログ
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キリギリスからアリになるアメリカ人
ひとりごと日記です。
今日の日経新聞に元IMF主任エコノミスト
ロゴフ・ハーバート大教授の本
「今回は違う(This time is different)」
の記事がある。
本の中味は、今回も同じ(歴史は繰り返す)です。
日本語に翻訳されるころには、
時期すでに遅いかもしれない。
今起きていることを復習すると
世界同時金融危機の発生!
⇒世界各国政府による財政出動による景気下支え
⇒政府の財政赤字(いわゆるソブリンリスク)の表面化
← 今ココ
⇒経済摩擦へ(ひとつのシナリオ)
教科書を紐解くと
『世界恐慌のなかで、イギリス、フランスなどの列強は
「ブロック経済圏」をつくって
日本製品の進出に対して
高い関税や輸入割り当てなどで対抗し
日本との間に経済摩擦が発生しました…』
このイギリスとフランスを
アメリカと中国に置き換えてください。
(・o・)!
さて、本題
イソップ物語「アリとキリギリス」より
アメリカの住宅市場は、中古住宅が中心なのは
投資する人ならば知っている通りです。
アメリカの住宅価格は、世界大恐慌以来
その価格は、基本的には、上昇を続けてきた。
しかし、その住宅価格が下落したことにより
歴史の大きな転換点を向えることになっている。
(・.・;)
商業用不動産価格がピークをつけていたとき
NYダウも史上最高値をとっていた。
不動産価格は、「相対取引」なので
その後に、下落した。
アメリカの中古住宅の在庫が
60万戸くらい減少したこともあり
市場関係者たちは、
「大丈夫~」
「世界経済は、最悪期は、過ぎましたよ~」(^^♪
などと言っていた。
しかし、その裏側にある銀行の差し押さえ住宅は
60万戸増加している。
(・o・)!
なんのことはない、アメリカの住宅価格は、
底打ちしたとする証明にはならない。(>_<)
アメリカの住宅減税や
政府による大量の財政出動にもかかわらず
厳しい環境が続いている。
その先には、MBS(モーゲージバック証券)や
最新型金融爆弾シンセテッィクCDOが待っている。
何度かご紹介した本
「世界連鎖恐慌の犯人」PHP出版
堀 紘一氏著がわかりやすく説明されている。
アメリカの個人消費も
今までのようなカードで買い物をするだけでなく
現金でも買い物をするようになった。
その中には、1ドル硬貨もあるだろう。
アメリカ人も多くの日本人のように
キリギリスからアリになっている。
昨年1年間でアメリカの地方銀行は140行破綻した。
もちろん、アメリカの銀行は、日本より数が多いが、
日本のように、あっちこっち合併して
大きくなってから破綻しているので
その影響も大きい。
借金消費が減って、お金を借りてくれる人が少なくなった。
FRBの「無制限一本勝負!」の資金供給も
いつまでも続かない。
お金もないので
「とりあえずやめましょう~」(^_^;)
と言っている。
それが「出口戦略」とも言う。
中国経済が世界経済をリードする力はまだない。
そうなると(FRBが出口に向かえば)
今までと反対のことが起きる可能性があるかもしれません。
おしまいです。
PS.
正しいかどうかは、別にして
有名なマーフィーの法則より
できる者(有能な経営者の皆様たち)は、実行する。
できない者(学者たち)は、教える。
「できる者は、実行する。できない者は、教える。」
小生は、経済摩擦に勝ち抜き、生き残るためには、日本は、最先端の技術を産みだし、特許権を取得して生き延びるしかないと思いました。簡単に、僕が特許権の取得と言ってもそれまでに何十年もかかります。経済摩擦には、とても間に合わない話しになってしまいますが・・・。
ところで、先日の事業仕分けでは、各分野の科学者が研究費の増額が求めるのは、当然のことだったと思います。
話がちょっとそれますが、山中教授が、「IPS細胞を他国よりも早く完成するためには、日本の各大学の研究機関が合同して取り組むべきだ。」と大学の垣根を超えて、力を結集しようと発言されたことも、こうした時代を日本が生き抜くために不可欠な手段だと思います。
世界情勢を敏感に捉えながら、舵取りをする俊敏さが必要ですね。
僕は、金についてをまだまだ何も知りません。
今日は、金について勉強しようと思います。
貴重な情報をありがとうございました。