第四銀行で着服 ~ NHK 新潟 ~
新潟市に本店がある第四銀行の40歳台の女性行員が、勤務していた糸魚川支店で、ことし1月までの2年半の間にあわせて900万円を着服し、銀行から懲戒解雇されていたことがわかりました。
懲戒解雇されたのは新潟市に本社がある第四銀行の糸魚川支店に勤務していた40歳台の元女性行員です。
第四銀行によりますと、この女性行員は、ことし1月までの2年半の間に7回にわたってあわせて900万円を着服したということです。
この行員は昭和63年から21年間にわたって糸魚川支店に勤務し、ATMの現金などを管理していましたが、検査のたびに現金を自分でATMに出し入れするなどして不正の発覚を免れようとしていたということです。
不正はことし1月に銀行が行った調査で明らかになったということで、「カードローンの返済や、生活費にあてた」と着服の事実を認めたということです。
銀行は今月12日づけでこの行員を懲戒解雇するとともに15人の上司を減給などの処分にしましたが、すでに全額が弁済されているとして警察へは告訴しないということです。
第四銀行の小原雅之頭取は、「このような不祥事を起こしたことは、まことに遺憾であり、お客様などに深くおわび申し上げます。
銀行の役職員が一丸となって再発防止に取り組みます」とコメントしています。