16日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発。大引けは前日比20円 95銭(0.21%)高の1万0034円25銭だった。前日の下落で日経平均が1万円に接近し、目先の戻りを期待した買いが主力株の一角に入った。トヨタが反発し、ファナック、キヤノンなども上昇した。企業業績は改善傾向にあり、自律反発狙いの買いも入りやすかったようだ。3連休明けの米株式相場を見極めたいとの声や、中国市場が春節で休場のため積極的な買い材料は目立たないとの指摘も多かった。指数の高値と安値の値幅は42円で、昨年12月21日(32円幅)以来の小幅なレンジにとどまった。東証株価指数(TOPIX)も小反発。