想定以上に閑散とした相場展開になってしましました。
5円高で寄り付いた日経平均株価はすぐに27円まで上げ幅を拡げたのですが、その後はダラダラと下げ続けて、結局78.89円、0.78%安で大引けとなりました。
10-12月期のGDPがコンセンサスを上回ったこともあって、スタート直後は多少明るいムードも漂ったのですが、長くは続きませんでした。
財務相会合を控える欧州、預金準備率引き上げが春節後の中国株式市場に及ぼす影響など気になる要因が多く、しかも多くの市場が休場とあっては、身動きがとりにくく、このような展開になるのも止むをえないと思っています。
前場の調整局面で目立ったのはトヨタでした。3.03%とかなり大きく下げています。
後場になると、前場では堅調に推移していたハイテク株に値を消すものが目立ちました。1.12%の下げとなったキヤノンのザラバの展開がそれを示唆しています。
ドル円の動きを見ると、午前中は円安方向へ振れているのですが、後場になると基調が変わり、僅かですが円高方向への動きに転じました。これがハイテク株の動向に影響したと考えています。
GLOBEXでのダウやナスダックが比較的に大きく下げていたことも、ハイテク株の大きな重石になったようです。
ただし、そのGLOBEXの動きですが、ダウ(-11ドル)、ナスダック(-0.75ポイント)ともに急速に下落幅を縮小しています。今日は休日のため、もうすぐ動きが止まってしまいますが、明日の日経平均株価にとっては好ましい状況で推移しています。
CMEの日経平均先物価格は、休日なのですが普段通りに動くようです。現在は円ベースで10,035円となっていますから、明日の日経平均株価は多少高めに寄り付きそうな様子です。
ちなみに、今日の日経平均先物の夕場は、ダウの下落幅縮小を既にある程度反映していて10,030円で終えています。
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