今日の日経平均株価は、ほぼ先週金曜日の終値付近でスタートした後は、小動きの展開を想定しています。ただし、一時的に下振れを誘うような意図的な動きが出る可能性も想定に入れています。
CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,090円を寄り付きのメドとしています。
ザラバで小動きを想定する理由は、マーケットを大きく動かすような明確な要因が見えないためです。
欧州は15-16日の財務省会合の結果待ちのような雰囲気ですし、米国と中国は休場です。
国内では、10-12月のGDPの発表の影響がありそうですが、3四半期連続のプラス成長というコンセンサスがすでにマーケットに織り込まれています。12月の鉱工業生産指数は確報値でありインパクトはなさそうです。
決算もヤマ場は過ぎました。今日は、関東天然瓦斯開発やコクヨなど50社余りにとどまります。
注意したいのは、このようにマーケットを動かす大きな要因が見えないとこには、むしろ意図的に動揺を誘うような動きが出る可能性があることです。
しかしながら、対ドルで多少円安気味に振れている為替が下支え要因になることを期待しています。
加えて、日米の株価に連動性が高い状況と、ダウ平均株価が10,100ドル近い水準にあることから見て、日経平均株価が大幅に下落する可能性は低いのではと考えています。この点に関しては、「反騰は続くのか? : かかし」をご参照いただければと存じます。
皆様のクリックがスケアクロウ投資経済研究所一同にとって何よりの励みになっています。「ブログランキング」のマークをクリックしていただけるとランキングのポイントになります。ご協力をよろしくお願いいたします。
本文中に使用しているデータやグラフ類は主にここに掲げる各社の公表しているものに大変お世話になっております:経済産業省、内閣府、日本銀行、東京証券取引所、CME GROUP、CBOE,CNN Money、MSN Money、アット・ニフティ・ファイナンス、Yahoo!ファイナンス、サーチナ、外為どっとコム