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ギリシャ 国内総生産(GDP)伸び率が前期比マイナス0.8%

第4四半期のギリシャGDPは予想以上に縮小、過去3四半期も下方修正

 2月12日、ギリシャ国家統計局は第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が前期比マイナス0.8%になったと発表。市場予想のマイナス0.5%を超える落ち込みとなった。写真は1999年12月、アテネのアクロポリスの夕暮れ(2010年 ロイター) [拡大]
 【アテネ 12日 ロイター】 ギリシャ国家統計局が発表した2009年第4・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前期比マイナス0.8%と、ロイターがまとめた市場予想のマイナス0.5%を超える落ち込みとなった。
 過去3四半期のデータも下方修正された。

 他のユーロ圏諸国が景気後退から脱しつつあるなか、ギリシャ経済は一段と低調となっていることが示され、政府が掲げる赤字削減計画に疑問を投じる格好になった。

 第3・四半期のGDP伸び率は前期比マイナス0.5%に下方修正された。

 第4・四半期のGDPは前年比でマイナス2.6%。第3・四半期はマイナス2.5%と、前回発表のマイナス1.7%から修正された。

 下方修正により、09年通年のGDPはマイナス2%となった。政府予想のマイナス1.2%を大幅に上回った。

 キャピタル・エコノミクスのベン・メイ氏は「ギリシャ政府の(成長)見通しはあまりにも楽観的過ぎる」とし、「これは政府が達成しようとしている財政の調整を困難にする要因となるだろう」と述べた。

 ギリシャ政府はこれまでに、今年下期に成長率がプラスに転じるとの見通しを示している。

2010/02/12 22:52
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