厳しい雇用情勢が続く中、派遣労働のあり方を問うこのニュースです。
正社員と同じ仕事をしていながら解雇されたのは不当だとして、
元派遣社員の男性が会社側に解雇の撤回などを求めた裁判が
新潟地裁で始まりました。
被告の会社側は「雇用契約に違法性はない」と争う構えを示しました。
訴えを起こしているのは新潟市に住む46歳の男性です。
訴状によりますと男性は2002年７月から
派遣社員としておよそ６年半にわたり、
新発田市にある電子部品の製造会社で
正社員と同じ仕事をしてきました。
ところが、去年1月、会社の業績悪化などを理由に突然、
解雇を通告されたものです。
男性は現在、無職の状態です。
男性は今回の裁判で派遣先の会社などに対し、
解雇の撤回と正社員との賃金の差額、
あわせて700万円の支払いを求めています。
一方、被告の会社側は12日、「雇用契約に違法性はない」と
主張し訴えを退けるよう求めました。
次回の裁判は４月９日の予定です。
(12日 20:20)＜ＢＳＮ＞
ニュース映像は こちらで ご覧になれます
http://www.ohbsntv.com/news/2.html
（ 月曜日 １５日 午後６時までなら ご覧いただけます ）
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派遣切り裁判で請求棄却求める ～ ＮＨＫ 新潟 ～
新発田市の電子部品製造販売会社に勤めていた４０歳代の男性が、正社員と同様に働いていたにも関わらず、突然、派遣契約を打ち切られたのは無効だとして、派遣元など相手取り、給料の支払いなどを求めている裁判で、被告側は、「派遣契約を打ち切ったのは、未曾有の世界的不況によって、売り上げが激減したからだ」などと主張し、原告の請求の棄却を求める答弁書を提出しました。
この裁判は、新発田市の電子部品製造販売会社で派遣社員として働いていた新潟市の４６歳の無職の男性が、勤務実績があるのに正社員として採用されず、ことし１月に突然、契約を打ち切られたことは無効だとして、派遣元と派遣先の会社を相手取り正社員として認めるとともに受けとることができたはずの給料など、７００万円余りの支払いを求めているものです。
きょうの裁判で、原告側は、「原告は６年半余り、正社員と同じように働いていたのに突然、解雇された」などと主張しました。
これに対して、被告側は、「派遣契約を打ち切ったのは、未曾有の世界的不況によって、売り上げが激減したからだ」などと主張し、原告の請求の棄却を求める答弁書を提出しました。
裁判終了後、原告の男性は、「人を使い捨てにするような行為は許せない。
被告は、企業としての倫理感を示して欲しい」と話しました。
