祝日明け12日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。大引けは前営業日の10 日終値に比べ128円20銭(1.29%)高い1万0092円19銭だった。1週間ぶりに節目の1万円台を回復し、4日以来の高値水準を付けた。11日の米株高を好感した買いが入った。日本独自の手掛かり材料の乏しさから、中ごろに利益確定の売りで伸び悩む場面もあったが、中国などアジアの株式相場が総じて堅調に推移し日本株の支援要因になった。取引終了にかけて買いの勢いが増し、市場では「前場の伸び悩み局面でずるずると下げず、相場の底堅さがうかがえたことが大引けにかけての買いにつながった」(中堅証券)との声が聞かれた。東証株価指数(TOPIX)も続伸。