米国株式市場を振り返る 2月10日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 大幅上昇の翌日としては、意外なほど小幅な調整にとどまったという印象です。

 ほぼ前日終値付近で寄り付いたダウ平均株価は、10時半頃には96ドル弱まで下げ幅を拡大しました。しかしその後は着実に切り返し、1時半近くには27ドル高となりました。大引けにかけて利益確定の動きに押されたのですが20.26ドル、0.2%の下落で終えました。



 午前中の下げはドル高がマーケットの重石になったようです。対ユーロでドルが急速に買われています。

 ただ、その後ユーロが戻したこともあり、マーケットも落ち着きを取り戻しました。金融株が反発に転じてマーケットを牽引しました。JPモルガン・チェースのザラバの動きがそれを示唆しています。

 また、コンセンサスを上回る決算を発表したウォルト・ディズニーが徐々に値を上げ、0.64%高で終えています。引け後の時間外取引でも、さらに0.23%上昇しています。

 対ドルでユーロが戻した背景には、ギリシャ(Atehx Composite  Share Price Index)が2.37%上昇し、スペイン(マドリッド ジェネラル)も2.07%上げたことがあるようです。

 シカゴオプション取引所のVIX指数も2.3%ほど下げており、投資家のリスク許容度が高まっています。

 というわけで、ダウ平均株価は下げてはいるのですが、健闘したと思います。

(お詫び)今日は、グラフのソフトの動きが不調なため、後ほど必要なものをお送りさせていただきます。

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