「プリウス」リコールの反応 ~ NHK 新潟 ~
トヨタ自動車が新型「プリウス」など4つの車種のハイブリッド車のリコールを国に届け出たことについて県内の反応です。
プリウスを購入したタクシー会社や自治体では「業務に支障がないように、対応していきたい」などと話していました。
ブレーキが一時的に利かなくなると苦情が相次いでいる新型の「プリウス」について、トヨタ自動車は、プリウスとほぼ同じブレーキシステムを採用しているほかの3車種のハイブリッド車とともにきょう国土交通省に無償で対策を施すリコールを届け出ました。
新潟市中央区にあるタクシー会社ではこれまでの車両よりもハイブリッド車の方が経費がかからないと見込んでプリウス1台をタクシー用の車両として購入しました。
今月末に納車され、来月からタクシー用の車両として使用する予定でした。
はとタクシーの齋藤大業務課長補佐は「リコールの話を聞いた瞬間はハッとしましたが販売店が問題のない車を納品するということだったので今は特別に心配していません」と話しています。
一方、新潟市役所では、去年9月に新型プリウスを公用車として3台購入しています。
8つの区がある新潟市では市の職員が本庁舎と区役所の間を移動する時などに使っているということですが、これまで運転に支障があったことはないということです。
新潟市総務課の風間省一課長は、「地球温暖化対策として、市役所が率先してエコカーを導入しようと思い購入したが、世界のトヨタでこのようなことがあるとは思っても見なかった。
ほかの公用車を使いながら、業務に支障がないように、対応していきたい」と話していました。
今回のリコールを受けてトヨタの販売店ではあす以降、不具合の原因となったブレーキプログラムの修正作業を無償で行うことにしています。
トヨタ自動車によりますとリコールに伴う作業そのものは、40分程度で終わるとしていますが、一度に大勢のドライバーが訪れると作業に時間がかかることになるので、予約をして欲しいと呼びかけています。