ザラバでは多少の戻り見せたのですが、結局行って来いとなってしまいました。欧州問題などに対する不安が重石となったようです。
49円安で始まった日経平均株価は、10時頃には8円高と水面上に顔を出したのですが、その後は軟調気味の展開となり、1時過ぎからは下げが加速して105.27円、1.05%安で終えました。
前場に見せた上昇は、先週金曜日の大幅下落の反動が主な理由であったようです。
後場に入ってからの下落は、上海市場の調整や、小動きながら多少円高方向へ振れた為替が直接的な原因であったと見られますが、やはり欧州問題などに対する不安が大きな重石になったと考えています。
2.1%の下落に終わったホンダの株価のザラバ動きが、今日のマーケットの動きと重なります。
加えて、キリン・ホールディングスが、サントリーとの経営統合交渉を打ち切ったことから、後場に大きく値を崩したことが目を引きました。
アジア市場はマチマチですが、下げが優勢です、インドネシア(-1.7%)、マレーシア(-1.02%)、韓国(-0.9%)が比較的に大きく下げています。上海も0.14%と僅かに下げて終えました。
欧州市場は上げ優勢で始まったのですが、下げ優勢に転じました。アジア市場のインドネシアと同様に、ノルウェー(-2.0%)、スウェーデン(-1.1%)など産油国のマーケットが弱いのが特徴です。スペイン(マドリッド・ジェネラル)は1.04%ほど下げていますが、ポルトガル(PSI20)は0.7%ほど上げています。
GLOBEXでは、ダウ(-21ドル)、ナスダック(-5.5ポイント)ともに下げています。一時は両者ともプラス圏で推移していたのですが、急速に下げ幅を拡げている状況です。
今日は注目される経済指標や決算の発表は予定されていません。
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