8日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落。前週末比105円27銭(1.05%)安の9951円82銭で終えた。昨年12月10日以来、約2カ月ぶりに1万円の大台を割り込んだ。一部欧州の国家財政の懸念で投資家がリスクを取りにくくなるとの見方や、外国為替市場での円高基調を嫌気して幅広い銘柄に売りが増えた。日経平均が節目の1万円を割り込んだ局面では押し目狙いの買いが入る場面もあったが、サントリーホールディングスとの経営統合交渉の打ち切りを発表したキリンHDが後場に急落すると日経平均は再び下値を模索する展開となった。東証株価指数(TOPIX)は3日続落。昨年12月10日以来、約2カ月ぶりの安値で終えた。