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【塩野義製薬】クレストールと米子会社の動向が鍵 …
クレストールと米子会社の動向が鍵
<クレストールを軸に中期的展開を図る>
主力の抗菌剤の不振、前期買収した米子会社の業績下ぶれ、研究開発費増により営業利益の伸びは今一歩だが、高脂血症治療剤クレストールの国内販売及びロイヤルティ収入は順調、抗菌剤ドリペネムの輸出も好調、新製品が2品目発売されることから中期的見通しは悪くない。株価は、こうした状況を映して現水準より高値があってもよいと考える。
<新製品2品目が販売承認される>
10/3期3Q累計(4-12月)は前年同期と比べ25.2%増収、52.6%営業増益となった。前期買収した米子会社シオノギファーマ(旧サイエル社)の連結に伴う特殊要因があるのでそれを除くと約8%の増収、1%程度の営業増益と推定される。10/3期通期は利益の進捗にやや遅れが見られる。新製品2品目(抗インフルエンザ剤、抗うつ剤)が発売承認された。
<株価は米子会社の好転待ち>
株価は、バリュエーション上は予想PER、実績PBRともに同業平均以上だが同社の場合、(1)ロイヤルティ収入という大きな収益源を持つ、(2)新製品の上市が相次でいる、(3)米子会社が軌道に乗れば業績は好転することから、現水準よりは高く評価されてもいいと考える。(森田 青平)
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塩野義製薬(4507) -
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