【大塚商会】10/12期は増収増益に転じる見込み…

[TIW藤根 靖晃さん]

10/12期は増収増益に転じる見込み

＜一部の商品販売が増加に転じてきた＞
コピー用紙、PCなど一部の商品販売が増加に転じてきた。消耗品などは企業活動に不可欠であり、情報化投資が再開してくれば回復も早い。株価は業績回復に先行する傾向があるため、先行きに不透明感は残るが、上昇トレンドを予想する。

＜09/12期は40.6％営業減益＞
09/12期の売上高は前年同期比8％減の4,299億円（会社計画4,470億円）、営業利益は同40.6％減の160億円（同185億円）となった。顧客数は増加したが、買い控えや値引き要請などで1顧客当たりの売上高が10％程度低下した。3Q（7-9月）までの状況から、会社計画の未達は想定されており、サプライズは低い。

＜09/12期4Qの減収幅が縮まってきた＞
6四半期連続して、減収減益傾向が続いている。しかし、09/12期4Q（10-12月）は前年同期比2.1％減収、27％営業減益と、その減収幅は次第に縮まってきている。TIWは、10/12期の売上高は4,480億円(会社計画4,510億円)、営業利益は170億円(同167億円)を予想。中堅・中小企業は厳しい状況が続いているが、一部の大手企業では業績回復傾向が出ており、下期くらいから同社の業績も回復してくるだろう。（岡　敬）

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