4日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反落。前日比48円35銭(0.46%)安の1万0355円98銭で終えた。アクセルペダルを巡る大規模リコール(回収・無償修理)問題に揺れるトヨタ株が下げ止まらず市場心理を圧迫した。前日までの相場上昇で短期的な過熱感も意識されていたため、利益確定の売りも広がった。日経平均の下げ幅は120円を超える場面があった。一方、2010年3月期の業績見通しを上方修正したホンダが買われるなど個別に好材料の出た銘柄を物色する動きは続いた。取引終了にかけては中国・上海株が下げ渋ったことなどをきっかけに買い戻しの動きが広がり、日経平均は下げ渋った。東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反落。