今日の日経平均株価の寄り付きは高く、ザラバも堅調な展開となりそうです。
寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,445円をメドとしています。
ダウ平均株価は111.31ドル、1.09%高と、2日続けて100ドルを越える上昇となりました。10時以降急速に上げ足を速め、上昇基調がほぼ終日続きました。正直なところ、予想を大きく上回る好調さでした。
きっかけは12月の中古住宅販売保留であったようです。前月比1.0%の増加とコンセンサスどおりだったのですが、前月には16.0%と大幅に減少していましたから、急速に安心感が広がりました。
この統計の発表前に、代表的な住宅建築業者であるD.R.ホートンが好決算を発表していたことも大きく影響したと思われます。赤字決算の予想に対して黒字決算であったことがマーケットを驚かせました。株価は10.9%上昇しています。
もう一つの注目点はVIX指数の下落です。投資家のセントメントが改善していると見られます。4.9%とかなり大きく下落しています。
VIXを週足でみると低下基調がさらに鮮明です。
このため、リスクマネーが国際商品市況に向かったと見られます。原油価格が3.4%と大きく上昇しました。これを反映して、エクソン・モービルは1.2%上昇しました。
さらにもう1つあります。トヨタのリコールを受けて、自動車セクターが上昇しました。フォードが2.4%上げています。
というわけで、この好調な米国株式市場の動きを反映して、今日の日経平均株価はザラバも堅調な推移が期待できそうです。対ドル円レートは多少円高に振れたことが気懸りですが、現在の動きは安定しています。
今日は重要な経済指標の発表は予定されていませんが、ホンダ、住友化学、帝人、旭化成など110近くの決算発表があります。
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