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【ヤクルト本社】同社は日本で数少ないBOPビジネスの成功企…
同社は日本で数少ないBOPビジネスの成功企業
<海外事業を軸に長いスパンでの成長が可能だろう>
すでに3Q累計(4-12月)の営業利益が通期計画のそれを上回っていることから、10/3通期は計画を上回る可能性が高い。足元業績の好調に加え、TIWでは中長期でみた海外ヤクルト販売の成長力を勘案すれば、現在の株価は評価不足と考える。具体的には、中国やインドネシア市場の深耕が順調に進んでいることに加え、膨大な潜在市場を有するインドおよびベトナム市場が立ち上がってくるからである。中国などでの成功ノウハウは他の新興国でそのまま応用できる。このため、同社は海外事業を軸に、きわめて長いスパンでの成長が可能と考える。TIWでは、同社を我が国企業では数少ない世界の低所得者層に対するBOP(ボトム・オブ・ピラミッド)ビジネスの成功企業と捉えている。
<通期計画の上方修正はなかった>
10/3期3Q累計は、売上高2,217億円(前年同期比3%減)、営業利益192億円(同18%増)となった。営業利益は通期計画の175億円をすでに上回っている。為替のマイナス影響があったものの、国内の経費削減効果と海外、とりわけアジアの貢献が大きかった。国別の販売本数(速報値)は、中国が前年比36%増、インドネシアが同28%増と高い伸びを持続した。中国は2002年の進出後初めて今期10億円を上回る利益が出る見通し。なお、同社は不透明要因が多いとして通期計画を据え置いた。しかしTIWでは、本決算発表までに上方修正が発表される確度は高いと考える。リスク要因は、円高、進出国のカントリーリスク、など。(西村 尚純)
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ヤクルト本社(2267) -
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