しにせ書店閉店 跡地利用議論 ~ NHK 新潟 ~
新潟市のしにせ書店「北光社」が31日閉店し、江戸時代から続いた190年の歴史に幕を下ろしました。
跡地について市民から江戸時代の僧、良寛に関する資料館を運営してもらいたいという要望も新潟市に寄せられているということで中心部の再生に向けて議論が続けられることになります。
最後の営業となったきのう、新潟市中央区にあるしにせ書店「北光社」には閉店を惜しむ地元の人などが本を買い求めるため、長い列をつくっていました。
「北光社」は江戸時代後期の1820年に営業を始め、明治時代に現在の場所に移転して以来、新潟にゆかりの本や写真集を販売していたことや恋人どうしの待ち合わせ場所にもなるなどして多くの市民に親しまれてきました。
しかし、昭和50年に新潟市の中心部にできた大手書店と競合したことやインターネットの普及で本の通信販売の利用が急増したことなどから経営が悪化していました。
「北光社」は営業時間は午後9時まででしたが、昨夜は店を訪れたすべての客が帰るまで営業を延長し、午後9時半に江戸時代から続いた190年の歴史に幕をおろしました。
店の外にはおよそ100人が集まり、閉店したあと、記念のポストカードを受け取っていました。
20年にわたって「北光社」で本を買ってきたという新潟市の40歳の女性は、「新潟市で本を読む多くの人がかけがえのない財産を失ったと思います」と話していました。
新潟市によりますと跡地について市民から江戸時代の僧、良寛に関する資料館を運営してもらいたいという要望も寄せられているということで新潟市中心部の再生に向けて今後議論が続けられることになります。
というわけでぇ~ 、 もう 二度と 開店は 致しません。 (/_;)