29日の東京株式市場は日経平均株価が大幅反落。大引けは前日比 216円25銭(2.08%)安の1万0198円04銭だった。2009年12月21日(1万0183円)以来の安値水準となる。前日の米株安を受けて世界景気の先行き不透明感が再び広がり、売りに押された。主要企業の09年4~12月期決算の内容を見極めたいとの雰囲気も買い手控えムードを誘った。円相場の高止まりを受けてソニー、キヤノンといった主力の輸出関連株が総じて軟調に推移。大引けにかけては、手じまい売りに加えインドの預金準備率引き上げ報道も重荷になり、指数は安値引けとなった。東証株価指数(TOPIX)も反落したが、内需関連の一角が底堅く推移したため、日経平均に比べると下落率は小さかった。