どうやら、その時が来たらしい。
準備はいいかね?
何か言い残す事は?
「も、もう一度・・・やり直したかった・・・。」
本当にそう思っているのかね?
「本当です。もし許されるのなら、あの日に帰って、もう一度・・」
後悔先に立たず・・・だな。
残念だ。
私も、出来る事なら許してやりたい。しかしもう遅いんだよ・・・。
君がもう少し利口なら、こうはならなかっただろう。
「・・・・・俺は・・・死にたくない。」
時間は、タップリあったはずだ。
もし、思い残す事があるのなら、ここで懺悔したまえ。
・・・男はそっと目を閉じ、そして振り返った・・・過去を。
「あれは確か、去年の夏でした・・・・・・」
【2009年8月某日】
あの時が一番、高値だった。
イケイケドンドン的な所があったなぁ・・・。
俺が一番輝いてた時だったなぁ・・・。
あれから半年・・・。
来てしまった・・・。とうとう、時間が来てしまった。
そろそろお別れだ・・・。
残った皆には頑張って貰いたい。
・・・さようなら。
男はそっと目を開けた。
もう、思い残す事はないかね?
「はい、ありません。」
それでは、行こうか・・・・・。
6ヶ月の信用期日が近づいて来た銘柄の最期である。
終着駅だ。
(了)
という事なので、取り合えず・・・
信用倍率の未だ高い、夏銘柄を空売りしてみた。
いざ、勝負じゃ!