原発6号機も営業運転再開 ~ NHK 新潟 ~
新潟県中越沖地震で被害を受けた東京電力・柏崎刈羽原子力発電所で試運転を続けてきた6号機は19日国の最終的な検査を終え、地震以降、2基目となる営業運転を再開しました。
3年前の新潟県中越沖地震で被害を受けた東京電力・柏崎刈羽原発6号機は、試運転中の去年11月に3号機の施設で起きた火災や先月の制御棒の位置が正しく表示されない不具合で営業運転が見送られてきました。
その後、原子炉を停止して不具合の原因となった部品を交換したうえで、今月6日から試運転を再開していました。
19日は18日に続いて経済産業省の原子力安全・保安院による最終的な検査が行われ、原子炉や発電用のタービンが正常に動いているかなどを確認しました。
その結果、問題はなかったとして、発電所の高橋明男所長に検査の終了証が手渡され、6号機は午後4時38分に営業運転を始めました。
6号機の営業運転の再開はおよそ2年9か月ぶりで、地震のあと、柏崎刈羽原発で営業運転を再開したのは7号機についで2基目となります。
高橋所長は「営業運転に入っても、安全運転に万全を期して取り組んでいきたい」と話していました。