SPE(エスピーイー)さんのブログ
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パナソニックは買い?
実は、私はかなり長い間、ソニー派でしたので、パナソニック(旧社名の松下)は真似した(松下)という意味で好きでは有りませんでした。
良い製品を作り出すけれど、二番手、三番手なので、どうしても一番を切り開くソニーの方が輝いて見えていました。
また、田舎の隅々まで小売店舗を組織化して、技術よりもサービスで稼ぐ、というスタイルも、新しいもの好きの開発マンである私には魅力を感じなかったのもあります。
現在はと言うと、ソニーが音楽・映画に傾斜して物作りを委託生産するようになり、パナソニックは地道に顧客志向(思考でもある)で使い易さにこだわった開発を続けて、一級の製品を供給している状態になっています。
ソフトで稼ぐことも必要ですが、(日本の企業には)繊細さや製品に対する責任感など、日本人の特性を生かしたメーカーならではの「物作り」で稼いで欲しい、そんな思いから、最近は私はソニー派ではなくなってしまいました。
前置きが長くなってしまいました。眠たくなる前にパナソニックへの私の見方を記載しておきます。
<全体像>
① 三洋を買収してから、蓄電池分野では圧倒的なシェアーとなっており、次世代のEVカーの主役になると想定されているリチウム電池では4割のシェアーを有する巨人になります。
これは莫大な需要が期待されるEVカーでの技術インフラを手に入れたことで評価できます。
② 太陽電池やニッケル電池のエネループなど、エネルギー生産と蓄電分野での三洋の技術が、パナソニックの住宅事業と一体化することで、エコを前面に打ち出した、「エネルギーの収支がプラスの新世代住宅」を販売でき、大きなシナジー効果が期待できます。
勿論、家電も省エネ、クーラーなどの空調も省エネ製品を持っていますから、住宅丸ごとパナソニック、所謂「エネプラス」(勝手な造語です)の住環境を提供できる事になります。
③ 新興国では若干の出遅れがありましたが、パナソニックが得意とする現場ニーズの取り込みを、現地の市場調査や現地採用の社員発案などから開始しており、今年はいろんな新興国向けの製品が供給されてくる様子です。
それらの現地仕様の製品は、品質とデザイン、サービス網から売上げを伸ばすのは確実だと思います。
<株の評価>
上記のように、今後の成長性は期待できますが、長期で持つ人を除いて、中・短期では利益を得にくいのではないかと見ています。
a)2004-2005年の頃、1350-1650円のボックス圏相場が長かったこと
b)現在は底値を確認してはいるものの、1600円前後の上限ゾーンに差し掛かっているため、大きく下げるリスクは少ないものの、1600円のゾーンを短期で抜けていく事は考え難いこと
c)パナソニックの図体が大きいため、蓄電池を核とする事業が大きな収益を生むことが明確になるまでは、ここから大きく上昇することは難しい。
逆に言えば、株式市場への資金が潤沢に入ってくれば、将来性と資金吸収力面から投資対象として注目され、1600円ゾーンを越えて上昇していくはず。
以上、1600円で反落するリスクのある現時点の株価では、魅力的とは思えないというのが私の評価です。
1600円ゾーンを明確に抜けると、次の目安は2000円ゾーンであり、20%以上のリターンが期待できるため、上値抵抗帯が下値抵抗帯に変わることを確認してからの買いでも遅くはありません。
現時点では、パナソニックよりも魅力的な銘柄もあることを考えると、年間収益という観点では、今年の後半に購入しても遅くは無い、というのが現在の株価を前提とした、私の見方です。
(SPE)
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関連銘柄:
パナHD(6752) ソニーグループ(6758)
起きてますよ。 眠い。。
小学校のトイレの図面書いてました。。
なんだかすごいいっぱい書いてありますね。
また私なんかぜーんぜん太刀打ちできない感じ・・・
保有年数なんですが
5年とか10年とかそのくらいで考えるとどうでしょうか?長期です。
そのようなイメージでこの銘柄を上げました。ど、どうでしょう・・・・ ドキドキ・・
続きは後日に・・
もう寝ます。。
>また私なんかぜーんぜん太刀打ちできない感じ・・・
太刀打ちできるとか、できないとか、そんなことを考えている時間があったら、私がチェックしている事が本当か、をチェックすべきだと思います。
個々人で、重要視する評価の項目は異なりますので、そこが最終的に株価に反映されていく事で、面白いのです。私の見方はあくまでも一つの見方でありますので、ただの参考にしてください。
>5年とか10年とかそのくらいで考えるとどうでしょうか?長期です
長期で持つのでしたら、その内に1600円ゾーンを抜いていくと思われます。但し、1600円ゾーンを越えたことを確認後に購入しても、期待できる上値は2000円までまだあると考えているので、今、反落するリスクを背負う必要はありません。
株式は相対的に安価なところで買うのが基本です。現在の株かは、1600円を上値抵抗帯として捉えると、上限値に近い割高状態です。1600円ゾーンが下値抵抗帯に変ると、1600円でも割安となります。
株価は相対的なもので、美人投票なので、10年後に美人になる人でも、小学校の時に決めるよりも、中学生頃の将来に向けた変化を確認してから、選んだ方が確実ではないか、と言うことです。
私も、今日はこれでおしまいです。
30%利益を得たので満足です。
将来性は高く2000円も超える可能性もありますが
当分は揉み合いかと思われます。
1300円などに下がれば再参戦したいと思ってます。
松下は、ナンバー1(2だったっけ?)の戦略とかいう、
他社の真似商品を松下の名前で売る、という楽な商売をしてきましたね。
うちも松下の商品は買いませんでした。
そうもいかなくなってから、いい商品を出し始めました。
三洋の買収がいつ収益でプラスを見せ始めるか、が
ポイントですね。
株式なので、数字が出る前に上げ出すだろうから
買い時がむずかしいです。
為替動向もあって、なかなか手が出ませんです。
1600円がひとつの節目である、というところは
とても参考になりました。
やはり、下げたところを買いたいのですが、
1000円は無理かな~、せめて1200円まで
下がらないものでしょうか~。
30%も利確できれば上首尾ですね。やはり、株は割安な時に買うのが一番です。
数が少なくても、株の「くせ」を知っている銘柄があると、売買し易いので、再度の参戦ではリスク対策もばっちりでしょうね。
(SPE)
さすがに1200円台までは下がらないのではないでしょうか? その場合は、相当、外部環境が悪くなるケースで、逆に思い切って買い難いで状況だと思います。
今年の最初の調整(2月予想)は、調整しても10%未満の軽い調整で、済むのではないかと、個人的には思っています。
(SPE)