一つ目。ドバイの装飾品大手、債務1000億円返済延期へ
二つ目。ドバイ金融支援は当初の半分か 一部銀行に債権売却の動き
一つ目は日経より。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20100119ATGM1900Z19012010.html
”アラブ首長国連邦(UAE)の地元紙ザ・ナショナルは、UAEドバイを拠点とする装飾品販売大手ダマスが近く、総額11億ドル(約1000億円)の債務返済を猶予してもらうことで債権者の外銀など約20行と合意する見通しと報じた。
ダマスは多額の貸倒引当金の計上や、不動産投資の損失が響き、資金繰りが悪化。2009年4~9月期決算は、約1億9000万ドルの純損失を計上した。ただ、本業の装飾品販売は比較的堅調なことから、銀行側は5月末までの債務返済猶予に応じる見通しで、ダマスは資産売却などのリストラを進めるという。
ダマスはドバイなど中東を中心に約20カ国に450店舗を展開する金や宝石類の販売大手で、08年度の売上高は約16億4000万ドル、純利益は約6000万ドルだった。”
…どんな連鎖になるのやら。
もう一つの方は47NEWSより。他にも同様のニュースは出ていましたが、これが一番分かりやすい気がしたので。こちらを転載。
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011901000148.html
”アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに対して同じUAEのアブダビ政府が表明していた金融支援の金額が、当初発表されていた100億ドル(約9千億円)の半分にとどまる見通しであることが18日、分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)がドバイ政府の財政担当報道官の話として伝えた。
政府系企業のドバイ・ワールドが発表した200億ドルを超える債務の見直し計画などを受け、一部の銀行の間では債権を売却する動きも出てきた。債務返済のよりどころとしていたアブダビの支援が減額すれば、返済への不安はさらに高まりそうだ。
同紙によると、ドバイ政府は昨年12月、アブダビ側から新たに100億ドルの支援を受けると発表。しかし同報道官は、このうち50億ドルは11月に既に発表されていた分だったと説明したという。
一方、18日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、ドバイ・ワールド向けの債権約1億ドルについて、一部の銀行が売却する可能性があると報道。債務再編の発表など「一連の経緯に失望した」のが理由で、債権額を30%値引きして投資家に売るという。”
まだくすぶっている感じですね。>ドバイ