15日の東京株式市場で、日経平均株価は続伸。大引けは前日比74円42銭(0.68%)高の1万0982円10銭と、高値引けで昨年来高値を更新した。企業収益の改善期待が根強く、大引けにかけて買いの勢いが増した。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、高値引けとなった。 市場の関心事であった米半導体大手インテルが14日発表した2009年10~12月期決算への評価は分かれた。業績改善基調が確認できたと評価する声がある一方、改善は織り込み済みとの冷静な見方もあった。インテル株自体が時間外取引で伸び悩んだほか、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)でナスダック100株価指数先物は軟調に推移したこともあり、判断を15日の米株式相場に委ねる雰囲気も強かった。