ユリウスさんのブログ

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グーグルの決意 - 検索の自由を守る

 昨日の日経ネットによるとグーグルは「ネット情報の一部を表示させないようにしている中国政府に対し、検閲無しでの検索サービスの運営を求めることを明らかにした」という。今までの中国のやり方は「海外と中国国内のインターネットをつなぐ結節点を、政府系通信会社がコントロールしている。言論の自由や人権、少数民族問題など政治的に敏感な報道や国際世論を必要に応じて遮断するためだ」

 彼らは一党独裁を危うくすると判断した情報はすべて『有害情報』と称して排除する。それに対して、今までグーグルはある程度の検閲を容認してきてが、ネット検索の命である、誰でも自由に検索できることをグーグルは貫こうとして、中国政府と交渉を始めたというから凄い。一私企業が中国政府に対して、情報の自由を貫こうとする姿勢に翔年は感動を覚える。

 日本政府は中国に弱腰で、教科書問題などで中国政府が内政干渉をしても、毅然とした態度が取れないばかりか、人権問題や少数民族問題についても、一度もそのことについて堂々とした議論をしたことがない。
 翔年はグーグルが中国政府と交渉してもそう簡単にことが運ぶとは思わない。ひょっとしたら、中国からグーグルが撤退することさえ起りうると思う。それでも言論の自由、表現の自由を守りたいとするグーグルの覚悟の程が伝わってくる。

 このグーグルの壮挙に対して欧米のマスコミは大きく取りあげている。わが国もこういう思想や人権に対してマスコミが大きく取りあげ、国際世論で中国政府を包囲することが望ましいと信じる。
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