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韓国、自殺率OECD国の2倍以上

 経済発展にともなう医療環境改善で平均寿命が伸びて、死亡率が低くなる反面、
自殺率は増加して、政府の対策が急がれている。

 特に経済協力開発機構(OECD)国家平均自殺率より2倍以上高く、老人層の自殺
率が他の年齢層に比べて、非常に高いことが明らかになった。

 11日、韓国保健社会研究院の張ヨンシク研究委員による「韓国人の死亡水準」
報告書によれば、韓国の平均寿命は1970年の61.9年から、1990年には71.3年、
2008年80.1年で毎年伸びていることが明らかになった。

 これは経済・社会発展による栄養と医療環境の改善、健康に対する関心増大な
どの影響と解説された。

 OECD国家の平均寿命は2007年基準で79年で、韓国より若干低い水準であり、日
本が82.6年で最も高く、トルコが71.8年で最も低かった。

 平均寿命が伸び、死亡率は低くなる傾向だ。1998年、全年令の死亡率は10万人
当たり519.2人で、2008年498.2人から21%減少した。

 年齢別では0歳(228.2人から345.5人に増加)を除いたすべての年齢層で減少し
た。特に10代は44.8人から21.0人に53.1%の減少傾向を見せた。

 1998年0歳死亡率が2008年より低い理由は、1998年まで申告堕胎などが多かっ
たためだと張研究委員は伝えた。

 2008年を基準で死亡原因はがん(28.0%)が最も多く、脳血管疾患(11.3%)、心
臓疾患(8.7%)、自殺(5.2%)がその後に続いた。

 この中で、自殺率は1998年18.4人(人口10万人当たり)から、2008年には26人で
41.3%増加した。OECD国家の平均自殺率11.2人と比較すると、2倍以上高い数値
だ。性別では男が26.5人から33.4人に26%増加したが、女は10.3人から18.7人と、
81.6%急増した。

 年齢別では80歳以上が50.8人から112.9人に122.2%増加し、続いて70代77.3%、
60代40.9%、20代29.9%の順でだった。老人層の自殺率が他の年齢層に比べて高
いことが明らかになった。

 張研究委員は「自殺は各種ストレス増加と経済的困難、社会著名人の自殺を真
似た模倣自殺、精神的な脆弱などが原因」とし、「特に最近、老人層の自殺率が
急速に増加しているだけに、政府が彼らの自殺予防のために積極的にでなければ
ならない」と注文した。
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