影さんのブログ
ブログ
新興国投資① ETF/投信比較 <前編>
先の日記にて申し上げた通り、新興国投資の手法である、MSCIエマージングマーケットインデックスに連動する投信とETFについて比較を行ってみとうござる。
実際に比較を始めてみると、それぞれに利点と欠点があるようで、なかなかに奥の深い金融商品のようでござる。
そこで、まずは投信、国内ETF、海外ETFからの代表選手を選ぶ「予選」から始めることとし、わかりやすく「信託報酬が最も安い」ファンドを代表と致しました。
まず投信は、今までこの分野はやたら信託報酬が高いのが難点でござりましたが、まずSTAM(住信アセット)が先鞭をつけ、昨年10月より「eMAXIS新興国株式インデックス」という信託報酬0.63%という投信登場致しました。以下、情報でござる。
http://maxis.muam.jp/e/fund/shouhin/250944.html
http://www.morningstar.co.jp/new_fund/sr_detail_snap.asp?fnc=0331809A
ETFは今まで海外ものしかなかったものの、過日、日興アセットから新規国内ETF「1681上場インデックスファンド海外新興株式」が発表になり申した。東証への上場予定は2月24日を予定しておりまする。
http://www.nikkoam.com/files/lists/release/100105_j.pdf
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK034781320100106
海外ETFからは、紐育市場に上場している「VWO バンガード・エマージングマーケット」が信託報酬0.27%なので選択。
http://search.sbisec.co.jp/v3/ex/etfforeign_VWO_090825.pdf
http://558110.info/VanguardEmergingMarketsETF.html
ETF、投信を選ぶ際、まず気になるのはコストかと存じまするので、以下主な費用を比較してみたいと存じまする。
投資信託 国内ETF 海外ETF
(eMAXIS) (日興AM) (バンガード)
必要最低額 ¥10,000 ¥10,000 約¥40,000
買付手数料 なし ¥100 US$26.25
信託報酬 0.63% 0.2625% 0.27%
解約時費用 0.3% 0.3% US$26.25
(いずれもSBI証券で最低単元を現物購入、売却した場合の費用)
----------------------------------------------------------
[今日は何の日 1/10(日)]
・110番の日
・明太子の日
・さんま寿司の日
・インテリア検定の日
・十日戎
・誕生日:福沢諭吉、尾崎紅葉、伴淳三郎、三宅久之、田口計、長門裕之、浜村淳、小松政夫、ロッド・スチュワート、あおい輝彦、高木美也子、田中裕二、財前直見、山口達也、ほか(生年順・敬称略)
----------------------------------------------------------
いずれもインデックス、指数連動型なわけで、基本的にはコストが優劣を決すると申しても良いのでござりまするが、ETFや投信は、調べてみれば実に奥が深く、意外と素人にはわからぬ見えざるコスト、「闇」の部分が多いようでござる。
以下ブログは、海外株の配当所得に関して、海外と国内で二重課税がされている点について、実に詳しく述べられており目からウロコでござりました。ETFをご検討の方に是非ご一読をお奨め致しまする。
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-578.html
後編では、実際に利点と欠点について、もう少し考えてみたいと存じまする。
-
タグ:
これは良い情報をありがとうございます^^
気になるのはファンドオブファンズだってところでしょうかね、、、
先日上場したダウ連動と同じですね~
やっぱりファンドを通さずに直接連動するものはむずかしいんでしょうかね???
なんか、証券会社がめんどくさいからファンドを通してるだけのような、、、^^;
中田さんのブログを読むと、優位性はないような、、、
やっぱ 投資家にとって優位なETFというのはなかなかむずかしいのでしょうね、、、
同じくすぐに飛びつくのではなく、乖離性など、しばらく様子をみてから買いたいと思っています。
この日記、楽しみに待っていました♪
ありがとうございます。
私もCFDの切り口で調べていました。
つまり日興AMの国内ETFでなく、その元となる「EEM:arcx:
iShares MSCI Emerging Markets Index Fund」
をCFDで売買する案です。
ひまわり証券:手数料 10USD/片道
インヴァスト証券:手数料 3USD/片道
ただ約40万の買い物になりそうです。
(CFDなので、1/10の4万で買えますが)
同時に、CFDだと金利を負担しないといけなく、
やっぱり、1ヶ月以上の長期は厳しそうです。
その意味だと、
やっぱり「日興AMの国内ETF」かなぁ~と考えていました。
ところが、中田たろうさんのブログ(これ、いいですね♪)を
読むと微妙ですね~(^-^;
うーん、困った(笑)
>ETFや投信は、調べてみれば実に奥が深く、意外と素人にはわからぬ見えざるコスト、「闇」の部分が多いようでござる。
(o゚ω゚))コクコク
調べれば調べるほどこのへんが難しいんですよね(^^ゞ
コストもなんですが、何を目指すのか
自分の運用スタイルに合わせるのが一番の道かも!
拙者日記へのご来訪とお言葉賜り御礼申し上げまする。
貴殿の日記も拝読させて頂き、件の証券マンとの話、大変興味深く存じまする。是非健闘を願っておりまする(^^)
実は拙者も4年ほど前(拙者回想日記にも書きましたが)、投資を始めて間もないころ、某銀行の美人担当に薦められ(おいおい、やっぱそれかい…)、バブル前に購入した「三井住友ニューチャイナファンド」があり、大きな利益を得させて頂きました(^^)
インデックス派の方は、見向きもしないほど酷評されているファンドながら、買い時、売り時を間違わねば、十分利は得られるものかと存じまする(^^)
お言葉頂きかたじけのうござりまする。
まさしくFOFにありがちな欠点を含んでいるようで、拙者も二の足を踏んでおりまする。
やはり見えざるコストがかかっているようで、投資家にとって有利なETFは、悲しいかな証券会社にとって不利なETFのようでござる(^^;
恐らくヴァンガードは、投資家にとって比較的まっとうなETFのようでござりまするが、なにぶん海外ETF故、手数料が高く、為替の管理にもコストがかかっているようで、この辺がネックなのでござりましょう。
やはり「様子見」、もしくは「打診買い」程度が正解かもしれませぬ(^^;
お言葉頂き御礼申し上げまする。
なるほど、CFDによる元ファンドの直接購入でござりましたか。それは盲点でござりました。意外な一手を気付かせて頂き御礼申し上げまする。
インヴァスト証券では比較的手数料も安いようでござりまするが、残念ながらやはり海外ETFと同じような問題があるようで、勉強になりました。
日記後編にて改めて考察するつもりでおりまするが、現段階では、投資金額に応じて商品を選んでいくのが、とりあえず良策のようでござる。
お言葉頂きましたこと、ありがたく存じまする。
まさしく仰る通り。色々なブログ、掲示板を眺めていると、やはり手数料や掛る経費を気にされる方は多く、今回貼付させて頂いたブログは論旨が大変しっかりされていたものの、他のインデックス派の中には、残念ながら何を目指しているのかさっぱりわからぬ方もおられたようでござる。
後編でまた述べまするが、まず目標ありき。次いで最良策を探していくべきものなのかもしれませぬ。貴重なご意見、御礼申し上げまする(^^)