5日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。大引けは前日比27円04銭(0.25%)高の1万0681円83銭と連日で昨年来高値を更新した。良好な経済指標を受けて、4日の米株式市場で景況感が改善。米国を重要な事業拠点と位置付ける日本企業は多く、東京市場でも買いが優勢となった。東証株価指数(TOPIX)も続伸した。 米サプライマネジメント協会(ISM)が4日発表した2009年12月の製造業景況感指数が市場予想を上回り、同日の米株式市場でダウ工業株30種平均は昨年末比155ドル上昇。東京市場でも世界景気をけん引する米景気の回復が前倒しになるとの期待感が広がり、日経平均は昨年8月31日につけた取引時間中の高値(1万0767円)を上回る場面もあった。